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ブログ構築のおすすめ技術スタック【Astro × Cloudflare】

エンジニアとして技術情報を発信するために、ブログを構築することは非常に有意義です。 しかし、いざブログを作ろうとすると「どの技術を使えばいいのか?」という選択に迷うことも多いでしょう。 WordPress、Zenn、Qiita、Noteなど既存のプラットフォームを利用するのも手ですが、自分のドメインで、自分の好きなデザインで、そして技術力をアピールできるという点では、自作ブログに勝るものはありません。

今回は、2026年現在、エンジニアが個人ブログを構築する際に個人的に最適解だと考えている「Astro × Cloudflare」の技術スタックについて紹介します。

Astro

まずはWebフレームワークの Astro です。

なぜ Astro なのか?

Astro は「コンテンツ重視のウェブサイト」を作るために設計されたオールインワンのWebフレームワークです。 Next.jsやSvelteKitのようなウェブアプリケーションフレームワークと比較した際のAstroの最大の特徴は、「コンテンツファースト」である点です。 Next.jsなどは高度な動的アプリケーション構築には最適ですが、ブログのような静的サイトであっても、SPA(シングルページアプリケーション)の仕組み上、多くのJavaScriptがクライアントに送信されてしまう傾向があります。

対してAstroは、「アイランドアーキテクチャ(Islands Architecture)」という仕組みを採用しています。 これは、ヘッダーや記事本文などは静的なHTMLとして配信し(ゼロJS)、対話的な機能が必要な部分(アイランド)でのみReactやVueなどのUIフレームワークを動作させるというものです。

Next.jsなどの場合、ページ全体あるいは大部分でJavaScriptのハイドレーション(紐付け)が発生しがちですが、Astroでは本当に必要な部分だけを部分的にハイドレーションします。 結果として、記事ページのような読み物が中心のページでは、余計なJavaScriptを極限まで排除でき、圧倒的なパフォーマンスを実現できるのです。

ブログのような静的なコンテンツがメインのサイトにおいて、このパフォーマンスの高さはGoogleのCore Web Vitalsのスコアにも直結し、SEOの観点からも非常に有利です。

また、MarkdownやMDXを標準でサポートしており、記事の執筆体験も快適です。ファイルベースのルーティングも直感的で、エンジニアであればすぐに扱えるようになる学習コストの低さも魅力の一つです。

Cloudflare DNS

次にドメイン管理とDNSです。ここは Cloudflare DNS 一択と言っても過言ではありません。

世界最速クラスのDNS

Cloudflareは世界中にデータセンターを持っており、そのDNSの応答速度は世界最速クラスです。 DNSの解決速度はウェブサイトの表示速度の最初のステップであり、ここが速いことはユーザー体験の向上に直接つながります。

また、セキュリティ機能も強力で、DDoS攻撃対策なども無料プランの範囲内で十分に恩恵を受けられます。

Cloudflare Pages

最後にホスティング先として Cloudflare Pages を採用します。

Astro との相性が抜群

Cloudflare Pages は静的サイトホスティングサービスで、GitHubリポジトリと連携することで、pushするだけで自動的にビルド・デプロイが行われます。 AstroにはCloudflare Pages用のアダプターが用意されており、設定も非常に簡単です。

エッジネットワークによる高速配信

Cloudflare Pagesで公開されたサイトは、Cloudflareの強力なエッジネットワーク上にキャッシュされ、世界中のユーザーに近い場所から配信されます。 これにより、サーバーの場所を気にすることなく、どこからアクセスしても爆速でページが表示されます。

コストパフォーマンス

個人ブログ程度のトラフィックであれば、これら全ての機能が**無料(Freeプラン)**で利用可能です。 ランニングコストをドメイン代(年間千円〜数千円)だけに抑えられるのは、個人開発者にとって大きなメリットです。

まとめ

Astro」で高速なサイトを構築し、「Cloudflare DNS」で最速の名前解決を行い、「Cloudflare Pages」で世界中に配信する。 これが、現代のエンジニアが個人ブログを持つ上での「シンプルかつ最強」の組み合わせだと考えています。

もしこれから技術ブログを始めようと考えているのであれば、ぜひこのスタックを試してみてください。